
補助ベルト | タイミングベルト
補助ベルトとは
ファンベルト(以下ベルト)はエンジンの回転を主にウォーターポンプやオルタネータに伝えて作動させる役割を果たしています。ウォーターポンプはエンジンの温度を適正に保つために冷却水を循環させる装置で,オルタネータとは発電機のことです。
ベルトにはこの他にもパワステベルト、エアコンベルトがある。現在多くのクルマは3本ないし2本のベルトで各々の装置を作動させているが、中には1本ですべてを作動させるものもあります。
補助ベルトのメンテナンスを怠ると
ベルトは初期伸びが大きく、伸びた状態で使用を続けると動力が正確に伝わらず、発電不良によるバッテリー上がりや冷却水不循環によるオーバーヒートの発生率が高くなります。特にベルトが切損したまま走行し続けるとほぼ確実にそうしたトラブルが発生しエンジンにダメージを与えてしまいます。
補助ベルトの定期点検基準と交換目安
1年点検(自家用乗用車) ベルトの緩み及び損傷
2年点検(自家用乗用車) ベルトの緩み及び損傷
ベルトは一般的に25000〜30000kmで交換されることが多いが、特に何万kmで交換という規定はない。シビアコンディションの場合は当然早めの交換が必要。整備工場等で定期的に点検チェックし適宜交換する。
また、ベルトは高温とオイルに弱いのでオーバーヒートを起こした時やオイルが付着した時は交換した方が良い。
補助ベルトの作業工賃
ベルトの張り調整 |
5,000円 |
ベルト交換 |
7,000円 |
*部品代は車種により異なるので車検証をご用意いただきお問い合わせください。
作業時間は30分〜60分
タイミングベルトとは
簡単にですが、4サイクルエンジンにおいて、ピストンの上下と吸気バルブと排気バルブの開閉のサイクルのタイミングを取るためのベルトです。
その役割から、ベルトのプーリーに接する部分はギヤのようにギザギザになっており、プーリーもまたギヤのようになっています。
タイミングベルトが切れると・・・
多くの車で、メーカーは10万km走行ごとの交換を推奨しています。
タイミングベルトがきれてしまうと?
車種によってですが、前述のバルブとピストンが干渉してしまって、エンジンが駄目になってしまいます。
即ち、走行が不能になってしまう上に、エンジン本体の修理又は乗せ換えとなってしまい、結構な金額のお金が掛かってしまいます。
タイミングベルトの作業工賃
軽自動車 |
20,000円 |
乗用車 |
25,000円〜35,000円
(乗用車は車種により異なります) |
部品代 |
車種により異なるので、車検証をご用意いただきお問い合わせください。 |
(※)タイミングベルト交換と同時にウォーターポンプも交換する場合は別途部品代金及び作業工賃が必要となります。
ウォーターポンプの作業工賃はタイミングベルト交換工賃に3000円から5000円プラス程度になります。
ただ、車種によってはもう少し掛かる場合もあります。